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HATAYA渓谷の布工房

丹沢山塊の自然の中で”発見”する喜びをつなぎたい

私たちについて

これまでの歩み

神奈川県中央北部に位置する愛川町。糸の里としてかつて有数の撚糸の生産量を誇り、この小さい町で1936年に三和織物が創業されました。絹の保管を目的に「蔵」として、当時使用していたものをリノベーションし、2015年”HATAYA渓谷の布工房”をオープンしました。

石畳の道を歩く。

 

周りには北山杉や椛、梅の木が静かに佇む。 竜のヒゲが一面生えた小山を通り、心和むショップへと導かれる。

 

ショップ入口を入るとそこは梁がある高い天井と白い漆喰壁。 ネクタイのハギレを利用して作ったすべて一点ものバックが並んでいます。 蔵には隣接している工場で織られた100柄以上のネクタイを保有しています。

渓谷の布工房
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 絹は大変貴重な高価なものです。昭和20年頃までの織物工場は、糸の管理が大変難しくカビや虫食いなどたびたび発生していました。そこで一定の品質を保つための「蔵」が造くられました。現在は冷暖房機を設置して密閉された工場で管理されているため蔵を利用することはなくなりました。 ネクタイの生地製造はほとんど受注生産で行なっているため在庫を持つことはありません。ただしネクタイはファッショントレンド性が高く多品種なため生地の企画開発する上で余剰の生地が発生してしまいます。市場に出ない貴重な生地を廃棄することもったいなく母屋の改装工事を期に「蔵」を活かした”生地販売”をするSHOPを造りました。

セルヴィッチバック

糸の町が創ったスペシャリテ

愛川ブランド認定商品​(令和2年7月22日~令和7年7月22日)

"もったいない”から生まれた

世界にひとつだけのバック

愛川ブランド

Story

1936-

SILK
Neckwear

ネクタイの原料である生糸は、1本作るのに80頭の蚕を必要とします。 生糸生産は蚕が繭になった状態で作ります。孵化させずサナギの状態で一生を終えます。商品価値のために殺してしまうのです。感謝の気持ちを大切に持ちながら、絹は丈夫で劣化がしにくいため着物は何世代も受け継ぐ理由です。

1950-2007

Loom
Groundmother'wisdom

現在主流の織機は、生地を安定するために両端にフリンジ状の紐が形成されます。 それをセルヴィッチ(耳)と言います。通常は廃棄処分される部分です。蚕から生地までおよそ1年のサイクルを要します。 無駄のない廃棄が出ない利用はないだろうかと考えました。 ある時「蔵」を整理していると祖母が手織り機で織った帯が出てきました。モノが無かった時代余った糸や裂いた生地を織ったものでした。こうした先人の無駄にしない知恵や蚕への感謝の念が今回のセルヴィッチバックを生むことになりました。

2018-2023

Artisan
SelvageBag

ネクタイの「耳」はシルクを使用しているため奥深い光沢感、計算できない色の創造性を生みます。それを丁寧に職人がインスピレーションし手織りします。二度と同じ生地ができません。この生地をさらにバック用にミシンで加工し縫っていきます。 世界にひとつだけのバックが出来上がります。

半原のネクタイ​RaVine

糸の町が創ったスペシャリテ

愛川ブランド認定(令和2年7月22日~令和7年7月22日)

 

神奈川県唯一の織物会社が、からみ織という高度な技術で作ったネクタイ。

 「RAVINE」とはフランス語由来の言葉で小さな渓谷を指します。文学や美術、映画などで景観の一部としても言及されます。それは自然界の力強さや過酷さを象徴する場合もあれば、隠れた美や秘密を象徴する意味もあります。

フレスコネクタイ

Story

1936-

Fresco (Gruze)

通常の織物はタテとヨコが交差して形成されます。からみ織はタテ糸がヨコ糸を絡ませて穴あきを形成させる織物です。

1998-

Rapier Loom

古くから存在していましたが手織りでしか織れなく昭和の時代に入ってようやくシャトル織機で織られるようになりました。それはヨコ糸を通す時、タテ糸を弛ませなければカラミ組織ができません。織機の筬打ちが一定運動のため非常に難しいです。創業時からからみ織(紗)を主な製品として生産し、自社開発した織機はからみ織が生じる問題を解決し革新織機で織ることができました。

2007-

Created New Product

手織りとは違う独特の風合い、素材感が生まれ、より創造性のある生地が出来上がりました。それはネクタイに限らずバックや服地など新しい商品を生み出してくれました。

人気商品

問い合わせ

渓谷の布工房

Opening Hours

木曜日 - 土曜日

10:00 am – 5:00 pm

〒243-0306 神奈川県愛甲郡愛川町田代101

046-210-0001

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Shop Phote

渓谷の布工房
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丹沢
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ネクタイのはぎれ
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